2011年10月20日

第3回放射線測定報告 2011年10月18日


今回はお天気に恵まれた測定になりました。はかり隊のメンバーも測定の要領も掴んできて、今までには3時間かかっていた測定地点回りも2時間ほどで処理できるうようになってきました。

1回目の測定では測定器1台に数人が担当する形式でしたが、本日は5台をカゴのようなものに並べて、一人が順番に数値を読み上げて、もう一人がそれを記入していきます。

参加者もお子さんと一緒に参加してくださったKさん、福島から子どもさんを連れて避難中のWさんご夫婦、東京から避難中の三児ママのKさん、本日初めて参加された放射線医療の経験があるHさんなど、このグループはとても個性豊かなバラエティに富んだ人たちが集まっていると思います。

測定の合間に福島から避難中の方のご苦労などをお伺いして、辛いことを思い出させてしまいました。そのとき他のメンバーが避難中の方の気持ちをすこしでも明るくさせようと一生懸命に冗談を話されている姿にメンバーの暖い気持ちが感じることができました。

今までの2回の測定は、ベータ(β線)とガンマ(γ線)の両方を測定するタイプの測定器だけでしたが、今回初めてフォトダイオードのシンチレーターが一台加わり、ガンマ(γ線)だけの測定もできました。



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「みのお放射線はかり隊」では、一緒に箕面の放射線を測定してくださるメンバーを募集しています。測定器をお持ちでない方には、この辺を測ってみたいなどのリクエストにも対応させていただきます。

現在は福島原発から距離がありますので影響は小さく見えますが、食物を通しての内部被曝は関東にお住まいの人々と同じように注意が必要です。また、環境省が【放射性がれき】の受け入れを大阪府を通して各自治体に依頼しています。もし、受け入れることになったら、法改正されたので一般廃棄物として箕面市グリーンセンターでも焼却することになるでしょう。そして、その焼却灰を大阪湾に置かなければいけません。法改正後のと焼却灰の汚染上限はなんと100000ベクレル/KGです!そうなれば、瀬戸内海の魚も汚染される危機に遭遇することになります。

私たちはボランティアで、自費で機材を手に入れて活動しております。一緒に活動することができなくても私たちの行動を賛同してください。カードをお持ちでしたら300円から賛同金を送ることが可能です。食品を測ったり、放射性物質の種類がわかる精度の機材の購入を行なって行きたいと考えています。

ご賛同いただけますなら、下のボタンを押して頂きチェックアウトに進み、右下の【PAYPALアカウントをお持ちで無い場合】をクリックして、カード決済を行ってください。



  どうぞ、よろしくお願いいたします。
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放射線にはいくつかの種類があることはご存知だと思いますが、その違いはどのようなものでしょうか?

アルファ線は紙一枚で遮ることができます。しかし、その電離作用の強さのため、アルファ線を出す物質を体内に取り込んだ場合の内部被曝はとても怖いです。プルトニウムはごく微量でも呼吸と共に吸引すると晩発障害である発ガンの危険性があります。


ベータ線は、透過力は弱く、通常は数 mm のアルミ板や 1 cm 程度のプラスチック板で十分遮蔽できます。

しかし、放射性ヨウ素やセシウム、ストロンチウムのように体に取り込めばその核種が長期にわたり体内の部位で大きな影響を与える。例えばセシウムは筋肉組織に、ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムは骨にとどまりその組織に悪影響を与えます。

しかし、自然由来の放射性カリウムは生物の進化の過程で存在していたものなので、先に述べた人工的な放射性物質と違い、人類・動物には排出する機能が備わっています。
原発推進のための説明では「放射性物質はどこでも存在している」とこの2つを混同して述べられているが、放射性物質でも生物の進化の長期にわたり存在していた自然由来の放射性物質と核爆発や原子力の事故で発生した自然界に存在するはずがない人口的な核種では、私たちの体に与える影響は違ってくるのです。

ガンマ線は、アルファ粒子・ベータ粒子と比べると透過能力は高いが、電離作用は弱く、放射線荷重係数が小さい。電磁波に近い波のようなものです。エネルギーは小さくてても物や体を突き抜ける力があるので放射性物質が体の外にあっても、離れていても体内のDNAが影響を受けることになる。

中性子は、鉛でも分厚い鉄の板でもコンクリートでも貫きます。そして、中性子が人体を通過すると細胞を構成している分子を弾き飛ばすことで、遺伝子を変化させてしまったり、原子の中に取り込まれて新しい放射性物質を作り出したりします。細胞の分子構造を変えて、遺伝子などを壊します。










2011年10月6日

第2回放射線測定報告 2011年9月30日


初めての測定の際には、まだ私たちのメンバーが所有するガイガーカウンターは1台だけで、近隣地域のグループや個人で所有されている方にお借りしてでの測定でした。その後、自費でメンバーが所有し、2回目の今回はガイガーカウンター5台での測定が実現しました。

9月23日に測定を予定していたのですが、当日は台風号が関西に上陸したために中止せざるを得ない状況でした。少々の雨ならば、なんとか測定しようと思っていたのですが、風が強かったので貴重なガイガーカウンターを測定中に水たまりに落とすような事があったら大変です。

中止で時間が空いてしまったメンバー数人で個人的に近くのホームセンターや大型スーパーマッケットへ出向いて問題になっている腐葉土のチェックを行なってみました。

東北地方のホームセンターで腐葉土に高い放射線が発見され、その後に政府が牛の糞(ふん)尿(にょう)を原料とした堆肥や、落ち葉で作った腐葉土などの農作物の肥料に含まれる放射線セシウムの基準値を設定したのが8月1日です。しかし、その後も高濃度の放射線が確認できる腐葉土がいろいろな地域で見つかっています。関西では空中を飛んでくる放射性物質よりも、このような汚染物による放射能拡散に注意しなければいけません。

調査の結果はバックグラウンド(常にある自然放射線)と変わらない状態でした。かなり問題になったので、販売店側も7月頃には商品を撤去している時期があったと聞いています。その後の入荷なので、ある程度安心できるのしょうか? 今後も抜き打ちでチェックしなければいけません。

ただ、ホームセンターで1商品だけ高めの放射線がでるものがありました。わかりにくいですが、0.22マイクロシーベルトの数値が出ています。



バックグラウンドよりやや高い程度の数値なのですが、これは、どうしてなのでしょう?

以前に関西の土壌について記載させていただきましたが、関西は自然放射線が出る花崗岩が多く存在しましす。花崗岩が風化して砂状・土状になったものを真砂土(まさど・まさつち)と呼びます。川砂も海岸の砂を洗った物も山の土にも花崗岩由来の砂が多く存在します。

30日の測定の際には、小林様がルーペを持ってきて下さって花崗岩由来の砂と判断してくださいました。拡大するとこんな感じです。関西地域の方にはとても馴染みある砂です。
これは安価なため、主に街路樹用土や庭土、公園の土、学校の校庭の敷土などとして利用されています。

測定ポイントでもこの真砂土の場所がありました。前もって土壌と放射線に関する知識があると、なぜ数値が高めなのか理解できるようになってきました。

9月30日の測定当日のスイス気象会社(Meteomedia)による日本上空の放射性物質の拡散予測です。太平洋側に流れていることが多いのですが、この日には東京の方へ風がなびいています。数値とだけではなくこのような要素もあわせて見ると数値に変化が起きた時の原因がわかるかもしれません。


第2回 2011年9月30日の測定数結果はこちらです。

次回は2011年10月18日に予定しております。参加をご希望の方は「みのお放射線はかり隊」へメールをお願い致します。