ベクレル測定の必要性 ベクレルとシーベルトの違い


ベクレルとシーベルトの違い

「シーベルト」は人間が放射線を浴びたときの影響を表すのに使う単位です。放射性物質が出す放射線にはアルファ線やガンマ線などいろいろな種類があり、その種類や物質からの距離によって人体への影響が異なります。たきびをベクレルとすると、体に届く温かさに該当するのがシーベルトだと説明されています。

空間に漂う放射線を測定したのが、空間放射線量でシーベルトで表します。
また、土壌に蓄積した放射性物質を測定したのが、土壌汚染沈殿量としてベクレルで表します。

雪に例えると、降っている最中の空中を漂っている雪は空間放射線量でシーベルト表示
そして、降り積もった積雪は降下放射性物質に例えれて土壌汚染沈殿量でベクレル表示です。

食品等に含まれる放射性物質もベクレルで測定されます。



雪の例えで述べれば、雪が止んでいるからといって(空間線量が低い)土壌に積もった雪があるかないかはわかりません。

空間線量は私たちのもっているサーベーメーターで簡単に測定できますが、土に降下した放射者物質は特別の設備のあるところで、ベクレルメーターでないと測定することはできません。

3月に環境庁が行なった「がれき広域処理のキャンペーン」では空間放射線が少ないので、がれきは安全と述べていますが、降り積もった放射性物質は空間線量ではなく土壌への沈着量であらわさなければいけません。うまく国民を欺いています。

(右の図ではまるで宮城県や岩手県には汚染はないように現れています。しかし、左の図では、岩手県にも300000から600000ベクレル/㎡の汚染地帯が有ることがわかります)これらの地域の震災がれきは、土壌と同じように汚染されていると考えられます。また、土壌が汚染されているので農作物なども心配です。)









また、ベクレル測定用の検体を採取するにはいろいろな方法があります。現在、同じベクレルでもベクレル/Kgとベクレル/㎡の2種類での違う単位が報道されていますので、私たちも勉強しなければいけませんね!






コメント

このブログの人気の投稿

新名神の工事現場で紛失の線源棒には、中性子線を放射する核種も含まれています。(箕面、茨木、豊能境界付近)

箕面市学校給食、保育園給食に対する要望書(放射能問題)【箕面市ではお弁当の持参が認められました!】

大阪市の震災がれき試験焼却に伴い、箕面市へ空間線量の独自測定頻度を増やすようにお願いに行きます。箕面市が毎日の空間線量を測定開始→箕面市が毎日の空間線量を測定開始