新名神の工事現場で紛失の線源棒には、中性子線を放射する核種も含まれています。(箕面、茨木、豊能境界付近)
【紛失事件の経緯】
2015年5月23日から26日の間に、新名神高速道路の工事現場(箕面トンネル東工事)で放射性物質が装着された盛土の密度を検査する非破壊検査機器の線源棒を大成建設が紛失しました。
【機器とは?】
放射線 (ガンマー線と中性子線を用いる土木用の非破壊検査器です。)
【紛失した放射性物質が装着された線源棒は?】
長さ37cm 直径16mmのステンレスの棒で常に放射線がでています。
中には、Co-60(2.59メガベクレル)
コバルト60のことで、2590000ベクレルが装着されていて、ガンマー線を放射しています。
Cf-252(1.11メガベクレル)
カリホルニウム252(カリフォルニウム) が、1110000ベクレルが装着されていて、
中性子線を放射しています。
※1メガベクレル=1000キロベクレル=1000,000ベクレル
【詳しい紛失の場所は?】
間違って誰かが持って帰ってしまった可能性もありますし、盗難なのかも知れません。紛失場所から移動している可能性もあります。現在のところ、紛失の原因が究明されていません。
【発見した場合には】
箕面市ホームページでは、放射線被爆障害はないとかかれていますが、それはある程度の距離を保った場合です。
触ると放射線皮膚炎を起こしたり、長時間触れていると重大な放射線障害を起こす可能性があります。
発見された方は棒に触れずに、すぐに連絡をしてください。
近くの子どもさんがいらっしゃるお母様へ
何らかの状況で線源棒が移動した場合、ぴかぴか金属のステンレスで出来た棒をお子様が拾ってしまっているかもしれません。お子様に画像を見ていただいて、たずねてみましょう!
放射線は距離の二乗に反比例するので、
1メートル離れて2.44~1.5マイクロシーベルトなら、
直接触ると重大な放射線障害が発生する恐れがあります!
線源棒による放射線皮膚炎の画像を添付使用と思いましたがショッキングな映像なのでやめました。興味のある方は検索してください。
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