私たちは、市民の手により空間線量だけではなく、HEPAへパフィルターによる大気中の放射性物質も測定機関で測定しています。協力測定機関は2か所ですが、その内の1か所の測定結果が出ましたので 公開させて頂きます。 この測定の 検出限界値:0.0001Bq/m3で あり、 大阪市による焼却場での排ガスの 測定検出限界値の 2Bq/m3 と比べてとても精密な測定で行ったことにご注目下さい。 <試料> HEPAフィルター(0.3μmの粒子を99.97%捕獲) の付いた空気清浄機(ツインバード AC-4238型)を室外で強風運転 集塵期間:2013年2月1日から2月20日まで 場所:大阪府大阪市東淀川区菅原 稼働時間:強風運転で合計159時間 総吸引量:22,896m3(強風:2.4m3/分) <結果> Cs134: 不検出(検出限界値:0.0001Bq/m3) Cs137: 不検出(検出限界値:0.0001Bq/m3) <測定環境> 測定ご協力者:實吉敬二先生 (東京工業大学准教授) 検出に用いたGe半導体検出器はキャンベラ社のWell型GCW-2021 で周囲を鉛ブロックで遮蔽して、バックグラウンドを1/20に下げています。試料は2個のU8容器に口すれすれまでぎゅっと詰め込みました。幾何的にはU8容器100%でよいのですが密度がありません。そこで校正は土壌用の線源の密度をゼロに補正して使っています。 補正係数は0.81でこの誤差が大きくても結果には影響しません。測定時間は48時間です。 現在まで、調査の為の機材代金、電気代、測定労働力、測定費用は全て有志の寄付で行なってきました。しかし、HEPAフィルタに費用がかかり継続した調査が困難になってきています。 どうぞ、私たちの民間の調査を継続するために賛同をお願い致します。